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zoom RSS 消えた日本の風物詩ー町の物売りの声

<<   作成日時 : 2006/08/20 00:20   >>

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 最近、我が家のそばにも 「さおや〜さおだけ〜」  懐かしいさお竹屋の声が響いています。
車にのせたスピーカーからの音です。 最初はノスタルジーを感じましたが、段々と煩わしくなりました。 今どき竿竹なんか使う人がいるのでしょうか。アルミやプラスチック・ポールが主流の世の中です。聞くところによれば、本物のさお竹を売っているわけではないそうですが・・・・。
 昔の日本の風物詩であった町の物売りの声は、今はもう機械的な騒音にかわってしまいました。残念です。 かつて町々に流れていた売り子の独特の節回しの声はそれぞれの風情があり、情緒豊かだった当時を懐かしく思い出します。

なっと〜、なっと・・・・・、なっと・なっと〜 なっと〜

 納豆売りの少年は朝6時半に近所にまわってきます。 「なっとうやさーん」  母が声をかけ、毎日、朝食のために買い求めていました。(昭和20年代)


きんぎょ〜 きんぎょえ〜

 初夏、たらい桶二つを天秤棒で担ぎ、金魚屋さんがやってきます。近所の子供たちとたらい桶の中の色とりどりの和金や出目金が泳いでいるさまを、物珍しそうに眺めていたことを思いだします。 金魚に触ろうと桶に指を入れて、「コラッ!」と怒鳴られました。(昭和20年代)

画像

 母にねだってようやく買ってもらった出目金を金魚鉢の前で飽きもせず見つめていました。 この金魚、弱っているのか2〜3日で死んでしまいました。 姉とともに庭の片隅にお墓を作り、手をあわせました。 



プープープー プープ・プウ・・・・ とふ〜う〜い

 夕方になると、ラッパの音とともに豆腐屋さんが自転車のうしろにリヤカーを引いてやってきます。
大きなアルマイトの弁当箱をもって買いにゆくのが私の役目でした。ちなみにこのアルマイトの弁当箱とは、のちによく言われる「ドカべン」です。 (昭和30年代初め)


え〜 くずい〜 くずい〜

 屑屋さんは一ヶ月に一度くらい回ってきます。 我が家には黙って門の中に入ってきます。母がまとめておいた軒下の不用品を回収し、そばの箱になにがしかの小銭を入れて帰っていくのが常でした。 (昭和の40年までには消えてしまいました)


 この頃からでしたか、ちりがみ交換のスピーカーの声が ちまたに出現したのは・・・。
 


 時代が移るにつれ、売り子の声も変わってきました。 売りのせりふが長くなってきたようですね。

おいしい、おいしい、お芋だよ〜〜 ホクホクの焼きたてのお芋、はやく来ないと行っちゃうよ〜

 秋、午後三時になると、丸の内のビル街でも焼き芋屋さんがスピーカーでがなりたてています。事務所を抜け出して買いに行った事もありました。お芋を買うのは恥ずかしいという女子社員のためだったのですが、結構いいとこ見せましたねえ。私はホクホクしたヤツをデスクの前で堂々と食べましたよ。(課長より早く入れてもらった一番茶を飲んだぞ〜と自負していますが) (昭和40年〜50年の頃)


いらないコンポ、ステレオアンプやテレビ、コンピューターなど・・・・・無料でお引取りします。

 ささやくようなドスのきいた声が毎日のように我が家の前を通り過ぎていきます。それと相俟って、家のテレビの中からはこれでもかのキンキン声のコマーシャル。 もう勘弁してください。

画像 蚊取り線香の匂いが辺りに漂う中、風鈴の涼やかな音とともに「え〜 きんぎょ〜きんぎょえ〜」 
 うちわ・浴衣姿で聞く夏の日本の風物詩、物売りの声をもう一度、耳にしたいものです。


 年々、少なくなってゆく東京の蝉の声。その下を無機質なスピーカーの音が通り過ぎていきました。 今日もまた、30度を越す、うだるような暑さでした。 (平成18年8月)



(本サイトの無断転載、使用はご遠慮下さい)


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