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zoom RSS サウジアラビアの砂漠に降った雪ーウソみたいな本当の話

<<   作成日時 : 2006/01/21 14:31   >>

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  雪はどんな音で降ってくるのでしょうか。 しんしんと、あるいは、こんこんと、でしょうか。冬山のブリザードは雪の悲鳴とも思えます。 記録的な積雪の新潟や秋田ではきっと、悪魔か地獄の鬼どものささやきだと、地元の皆さんは思っているかもしれません。

 今、東京では雪がわらわらと降っています。たった、6cmの積雪ですが、早くも交通機関に影響が出始めました。受験生の皆さんは大丈夫でしょうか?私は今,家の中で、ぬくぬくとTVを見ています。すっかり、猫みたいになってしまいました。

 雪合戦、スキー、雪のクリスマス、寒稽古、など楽しい思い出。辛いこともあったっけ。いま、頭の中は過去の思い出にくるくる回っています。酷暑のアラビア、ここでも雪を経験しました。正確には雪ではなく霰か雹なのですが・・・。 

 アラビア湾(ペルシャ湾)の面したサウジアラビアの町で私は永らく仕事に従事していました。この地方にも短いながらも毎年冬が訪れます。冬の終わりの2月から3月にかけて、乾いたこの地にも雷の音と共に豪雨が降ります。一年間で、約100ミリ程度の平均降雨量ですが、この時期に集中するのです。1983年の3月には、竜巻がおこり、野球のボールほどの雹がふり、車のガラスや家の屋根が壊れる被害が出たと話にはきいています。

 或るそんな季節、わたしは海上のタンカーで仕事中でした。船のブリッジで原油の積み出しの打ち合わせの最中、航海士が、怪訝な顔で あれ?雪が降っていますよ、といいます。そんなバカな!と皆でブリッジの窓に駆け寄りました。なるほど、絶え間なく白い物体が空から降ってきます。

 甲板を見ると、小さな氷のかたまりが跳ねています。それは見る間に解けてゆきます。船長はアラビアでこんなことは初めて、と物珍しそうにながめています。帰りのタグボートではフィリッピンの船員たちが始めての経験に歓声をあげていました。

 私が現地で二回目にこれを見たのは、やはり仕事中の出来事、このときは飛行場でヘリコプターのフライト準備をしていた時でした。誰かが「It’s snow!」と叫びました。パイロットや整備士にまじって、あわててヘリを格納庫にしまいました。格納庫の屋根が大きな音をたてています。1〜2センチ大の雹は見る間に滑走路を蔽い、見慣れた茶色の沙漠も白く変貌してゆきます。アラブ人は雹を手ですくって、コーヒー皿に盛っていました。

 東京、1月21日の午後、この原稿を打ち込む手を休め、窓の外に目をやりました。雪は静かに降り続いており、隣の屋根や樹木も真っ白になっています。



(本サイトの無断転載、使用はご遠慮下さい)





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